4月3日・4日
私の手と足
●実物大に描く
2021年度スタート。「手と足」を見つめてスタートです。
充実した創作と素敵で豊かな週末にしたいと思っております。
本年度もよろしくお願いいたします。西村太郎
4月10日・11日
魚介を描く
●水彩のにじみ
イカとサバです。いじくり倒して描きます。
絵を描くことは触ること。(誰かの名言)
とほほ、もう食べれないなあ。。
のびのび描けてる。印象に残る絵もいくつか。
4月17日・18日
くじらの図鑑
●写真・文字・絵のコラージュ
クジラって空想的。8000キロも旅をするし、昔は恐竜で陸にいた。
子供たちがレイアウトしたクジラの横に「鯨」の漢字や説明をたどたどしく書く。
かわいい図鑑だ。
私のことをマッコウクジラみたいだとからかう。クジラならいいかも。
4月24日・25日
魚をしぼる
●鯉のぼり(絞り染め)
青空に鯉のぼりを見つけると、のんきでいい気分。
今年の鯉のぼりは絞り染め。
手もたくさん染めて頑張りました。
5月8日・9日
うさぎの時間
●絵を描くことは触ること
一人ずつ、よく触ってから描きました。
抱っこすると爪が痛いですね。だからちゃんと爪を描く。
隙をみて逃げだしたい、うさぎの野生も描かれているような気もします。
とにかく2日間触られまくり、しっかりモデルを務めたうさぎにお疲れ様。
5月15日・16日
まぼろしの鳥
●羽のデザイン画
頭の中から「まぼろし」の鳥を取り出してデザインします。とりを鳥だす。。
見て・触って描くのとは違う脳や感覚を使います。
羽に黄色の文字で「光」って描いた子がいたな。おもしろい。
5月22日・23日
ジャンボジェット
●飛行機モビール
地上から離れて、ビュンと、どっか行きたい。。
みんなの気分じゃないでしょうか。
作った飛行機を見上げます。少しの間空想。
5月29日・30日
鳥の目覚まし
●時計をつくる
バサバサと荒い起こし方をしそうな時計も、
かわいいさえずりが聞こえそうな時計も、いろいろできました。
アラームのかけ方、もう覚えた?
6月5日・6日
空とねぎぼうず
●風景をつくる
ねぎ坊主って昔話に出てきそう。
何でもねぎで解決する坊主、のような。
空に大きいねぎぼうず。
がんばる子供たち。教室はねぎの匂いでいっぱいでした。
6月12日・13日
自転車でおいでよ
●人工物を描く
絵の導入を伝えてスタート。部品を一つずつ追っていきます。
お!発見したねその部品、そこの溶接のところ、ペダルのイボイボ。
そうそう、そうなってる。
私も描きました。正確だけどうーん。。
私はみんなの描いた自転車に乗りたい。絶対!!
漕ぐのは疲れそうだけれど、誠実で楽しい予感がする自転車です。
「これつくるの大変だね」と誰かが言ってきました。
部品の複雑さやその接続、全体のバランスを悪戦苦闘して描いてみての言葉です。
手がえんぴつで真っ黒です。ぐっときました。(感動屋か!)
6月19日・20 日
雨の手ぬぐい
●繰り返しアート(版画)
白と豆絞りの手ぬぐい。雨を取り入れました。
自分でスタンプを作ってから版画するのですが、1つ押したらもう消せません。
一発勝負、ライブ感覚です。
押して、考えて、押して、考えて。
何回かつくると、出来上がりのイメージができてもっと楽しめると思います。
6月26日・27日
光るあじさい
●和紙のランプ
しばらく雨が続く予報。あじさいが元気です。
色水で自分のあじさい色をつくり、和紙に絵を描いたり模様を作ったり。
にじみもいい感じ。
最後に点灯。素敵な空間。
7月3日・4日
森山大道の写真から
●鉛筆の練習
まずは写真鑑賞。
子供たちにどのように引っかかるか謎と期待と。
被写体のその時の気持ちを想像。
写真をトレース。えんぴつでグラデーションやタッチの練習。
7月10日・11日
日本の伝統模様
●動物の柄
オリンピックのロゴは市松模様がモチーフ。
ライオンのたてがみを伝統模様にした子が以前いて思いつきました。
日本の伝統模様はとにかく洗練されていてます。
形はなるべく単純に、伝統模様を動物の柄に見立てました。
7月17日・18日
アールブリュット/丸太とバイク
●線で追う
すぐれたアールブリュットを見た感動と
ぴぐもんのみんなが描いた秀作の感動は似ています。
どちらも人の目など気にせず無邪気に大真面目なんです。
(あ、これ大人になると難しいことばかりだ。。)
樹皮とバイクを線でゴリゴリと描き進めました。
7月24日・25日
みどりの時間
●亀の模様(ねんど)
ミドリガメを見ながら粘土です。
よく観察する、部分(甲羅)に注目して貼り合わせる、いろんな緑を作る。
課題の多い粘土だけど、そのほうが面白い。
教室にカメがうじゃうじゃ、ゴリヤクありそうだ。楽しくなってくる。
みんな真剣に取り組んだからだな。
8月28日・29日
夏のアトリエ
●にわとりの絵画と彫塑
若冲似の、りりしい顔つき。
手で包み込むと思ったより温かい。生き物の鼓動や熱が直に伝わります。
羽がフカフカしてる。足はコーンみたいだ。トサカはひんやり。
子供たちは色々感じたんじゃないかな。
粘土も絵も躍動感と元気な感じが出ていると思います。
少し寂しいけど、えいって感じでさよならしました。
仲間のもとにちょこまか走って行きました。
9月4日・5日
駅のキヨスク
●細部を描く
スーパーのお菓子の棚、コンビニのタバコの陳列、自販機のジュース。
整頓されてぎゅっと詰まった売り場が楽しい。
でも描くのは骨が折れます。カリカリ、こりこり、たまに休憩も入れて。
がんばりましたね。ちなみにキヨスクは夕方からが綺麗なんだよなあ。
9月11日・12日
彼岸花を描く
●花の仕組みと印象
花の集合の1つをちぎってみよう/よーく見るのさ/なんか発見した?/ひげが7本ある/下向きにクルンってしてる/くり返しがあるね/なんか花火みたいだ/意地悪な女の子みたいじゃない?/毒のある蜘蛛っぽい/少しは褒めてあげてよ/秋の色が詰まってる/ひげがおおらかに上向きでやさしい・・
観察から印象まで描けているのも何点か。彼岸花は今週末が見頃です。
9月18日・19日
グエル公園
●街をつくる
土地と人の大きさを私が決めて、公園作りです。
なにを作ってもいいけど、サイズ感だけ注意して!
公園の中で人を滑らし考えます。
空間を自分のものにしようと一生懸命、熱くなります。
芝生、水、土、植樹、建物、遊具、モニュメント。
最後みんなの公園を集めると街になりました。
なかなかの迫力。ガウディーもびっくりさ!
9月25日・26日
サボテンと虫
●スケルトンアート
サボテンって見なくても描けると思います。
で、描くと何かしら「陽気な感じ」が出ると思います。
形がもうサボテンだから、色は遊びます。
メキシコのプロレスラーっぽいのや、でかいアリのたかったサボテンも面白い。
10月2日・3日
あけび
●色を重ねる
秋めいてきました。山のフルーツ?(食べると甘いんです)あけびです。
お化けみたい?初めて見る子も多いんじゃないかな。
何色って言えない複雑な色だね。素敵な色合いです。
透明水彩のやり方で色を重ねてみます。
やっぱり自然のなかには美がたくさん。いい色できたかな。
10月16日・17日
美術館に行こう!
●国立近代美術館に行ってきた。
久々のお出かけ授業。やっとだ!
今日見た作品、みんなが大きくなってからふっと引っかかるといいなと思います。
私も子供の頃に見た気になっているあの絵、という絵が何枚かあります。
「南国で外国で、太ってて肌が少し黒い女の人たちが裸で、ヤシの木の下にいて、ゆったり料理の準備とかしてて、、」
(その絵はゴーギャンでした)
10月23日・24日
モンドリアンゲーム
●コリントゲーム
四角だけ、ほぼ三原色だけの抽象絵画、モンドリアン。
単純でいろんな感情表現ができて、言葉そのもの、のよう。
今日はラインを迷路に見立ててビー玉転がしにしちゃおう。
子供ってトンカチ好きだったのか。ずいぶんコツコツ頑張るじゃん。
絵としてもゲームとしてもモンドリアーンだ!
10月30日・31日
かぼちゃ粘土
●本物そっくりに
なんとなく「かぼちゃ」をつくってはいけません。
デッサンにも似た、形をよく見る練習をするのです。
オレンジ色も丁寧に調色します。よく見て!キビシー!
教室はストイックハロウィンです。お疲れ様!
11月6日・7日
長いマフラー
●点描グラデーション
3原色と白だけ使って、
編みもの気分で点描、マフラーを描きます。
絵の具とパレットの使い方のいい練習。
コツコツ・没入系です。
(ちょっと嫌なことがあった時にいいのです。。)
11月13日・14日
動物園に行こう!
●動物写生(井の頭動物園)
いい天気。写生日和。
チビ助たちが悪戦苦闘します。でも外で描くのって楽しいでしょ。
土曜日が風流でした。暗くなり寒くなり、人もいなくなり、
白い月が見えました。机(ベンチ)が「こたつ」だったらとみんなで想像。
11月20日・21日
毛糸の鳥
●ファブリックをつくる
とにかくかわいい毛糸の鳥。
おはよう、鳥さん!と声をかけたくなります。
ずっと鳥にしゃべりかけている生徒(男子)がいて、苦笑い。
(私もこのタイプです)
11月27日・28日
ニキドサンファル
●鉛筆立てオブジェ
巨大な怪人を作りまくったニキさん。
みんなの中にある怪人・怪物ってどんなもの?
摸刻の粘土と違って使う脳が違います。どっちも大事です。
狂ったように飛び出てる鉛筆。いいのできてる。
12月4日・5日
カニの迫力
●構図について
カニは複雑な形。描くのも食べるのも手間のかかる奴です。
そしてけっこうな極悪顔です。
「見て描く、見て描く!」形を一生懸命追っていきます。
見つけた形が絵になっていて、とってもいいカニの絵です!
12月11日・12日
「庭を見に行く」
●紅葉を描く
紅葉の終盤。葉っぱだけを描く予定でしたが、
風景も描きたいと言い出して、嬉しくなります。
紅葉が美しい風景だと感じる、その感性いかしてる!
12月18日・19日
平屋がいいなあ
●平面と立体
方眼紙に設計図を描いて、理想の家作りです。
スペシャルな空間も織り込みます。
「だらだらする部屋」「温泉・外風呂」「ヨギボー部屋」
未来の建築家、いい線してるじゃん。
12月25日・26日
木のカレンダー
●自然を使って
木のサイコロ4つでカレンダーを作ります。
木だけで数字のデザイン。
素敵な数字ができました。よい年を。
1月8日・9日
丸い友達
●魚眼レンズの顔
魚眼のミラーに顔を映してみます。
ゆがんだ顔をゆがんだままに描く、という課題ですが
それはそれとして、私は子供が描く人の顔が好きです。
絵の奥にある人を見る目に疑いがないというか、いいですねえ。
1月15日・16日
子供の格言
●掛け軸をつくる
子供が考えてきた格言と日本画で掛け軸です。
サラダには味ぽんだ/アンパンマンはつぶあんだ/空はきれいだ
手順の多い掛け軸、がんばりました。
なかなかいいじゃん!
1月22日・23日
「キャンバスに描く」
●絵の質感
絵の具を自分で作ります。
それから油絵のようにべトンと絵の具を乗っけてと。
質感を楽しみます。
それ、ゴッホのタッチだね。名画誕生!
1月29日・30日
拡大デコポン・ブロッコリー
柑橘といえば冬のイメージ。西日と猫と柑橘って感じ。
形はデコポンが面白いです。イボのようなでっぱりも愛嬌がありますね。
どこまでがオレンジ色なのか、色チャートも作りました。
2月5日・6日
鱈の腹
●白の使い方
でっかいタラ、オスの白子が詰まったお腹の出たやつです。
触るとぬるぬる、フカフカと身がやわらかいのがわかります。
冬の鱈チリ鍋、ほろりと美味しいんだよなあ。
(君たちはフィレオフィッシュかな)
実物大に描きました。豪快に描けてる!
2月12日・13日
冬空と中央線
●遠近法について
今年は土曜日が晴れ、日曜日が雨雲でした。
私が雨雲を水彩でいくつか再現すると真剣な眼差し。
「自由に描く」のも大事だけど「自由に描ける」ほうが楽しいもんね。
今年の空の感じも、わっと迫る電車も少しずつ描けてるよ。
2月19日・20日
トイレにワニが・・
●モザイクタイル
グエル公園のトカゲ、銭湯の富士山。
遊び心と手編みのセーターのような温かさがありますね。
もくもくとタイルを粘土に埋め込んでいきます。
わ!トイレにワニが・・飾ってくださいね。
2月26日・27日
背中にファスナー
●ポップな立体
どこにファスナーがあると楽しいか?
ファスナーのある立体です。
宇宙人の口か?ワニの背中か?唇か?
フランケンの傷にファスナー、いいねえ。
3月5日・6日
恋は桃色
●色の温度・ベコニア
私の好きな花、ベコニア。
難しい花だけど、自然のくり返しを発見して描きます。
かわいーい!なんて言って、みんながよく使うピンク。
かわいいだけじゃなくて色っぽくも描けてるじゃん。
3月12日・13日
八百屋を切り取る
●お出かけスケッチ
吉祥寺の八百屋さん、穏やかに見てくれてありがとうございました。
八百屋さんも通り行く人も覗きます。お絵描きしてる。上手だねえ。。
でしょ、でしょ!心の中でつぶやきます。
セルフレジでピピピじゃない、街の八百屋は会話があります。
そんな雰囲気が絵に出てる。活気もあるよね。
人をたくさん描く子もいるな。
絵を見ることで地道な商売の場であるのがわかります。
私はこういう絵に本当に弱い。
3月19日・20日
マック新商品
●ボックスアート
ハンバーガーバリューセットの商品開発。
中身は作りません。おふざけ込みのパッケージデザイン。
ワサビジュース/賞味期限はいつまでも/具なしバーガー
「青空ソーダ」お!いいネーミング!どんな味だろうね。
3月26日・27日
カイハラジーンズ
●素材から考える
ジーンズの切れ端、何かになるんじゃないかと考えつつ倉庫に2年。
モップをつくった子がいました。実用的。
ソファーのように寝転ぶのがいちばんなのかな。